横浜ランドマークタワー
1ヶ月くらい前に「横浜ランドマークタワー」(地上70階、高さ296m)の展望室に行って来たのですが、そのとき隣のカップルの会話が「屋上のヘリポートにHとRがあるけど何か違うのかな?」でした。
その会話に割り込んで説明するわけにも行かないので今回は屋上ヘリポートの「H」と「R」の違いを説明します。

早速結論から。違いを簡単に言うと「Hは着陸出来る」「Rは着陸出来ない」です。

 「H」はそのまま「Heliport」の頭文字で緊急離着陸場、「R」は「Rescue」の頭文字で緊急救助用スペースです。どちらも緊急用には変わりないのですが、「R」のヘリポートは強度などヘリコプターの離着陸が出来る作りにはなっておらず、緊急時には「R」マークの上でヘリコプターがホバリングをしながら救助活動を行うことになります。


 世の中便利になったもので、気になる超高層ビルの屋上ヘリポートがどちらなのか確認したいときは、Google Mapなど衛星写真を見られる地図サイトを使えば簡単です。街歩きが基本のみちくさ学会の趣旨とはちょっと外れるかと思いますが、地図歩き?をして色々見てみるのも面白いです。

 せっかくなのでGoogle Mapの例を上げてみます。これは埼玉県川口市の「エルザタワー55」(地上55階、高さ185m)という竣工当時は日本一の高さを誇っていたタワーマンションです。マンションでは珍しく「H」の屋上ヘリポートがあります。


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 超高層ビルが遠くてなかなか見に行けない人でも、ネットを活用すれば色々楽しむことが出来ます。是非、いろんな超高層ビルを見てみて下さい。意外と「H」のある超高層は少ないですよ。