
今回は、前回に引き続き、白ポストが設置されている駅を散歩します。白ポストは、地域によっては、「やぎの箱」「ひつじの箱」「有害図書回収箱」「悪書ポスト」などとさまざまな名前で呼ばれ、その形状もさまざまです。
「やぎの箱」「ひつじの箱」は、「有害図書(紙)をむしゃむしゃと食べてくれる箱」という意味のネーミングですが、「やぎ」や「ひつじ」を模したデザインの白ポストは、1960年代後半、都内の主要駅にも設置されました(現代風俗研究会:現代風俗・駅前観測)。このように、白ポストの設置が始まった時期の有害図書 は、紙の雑誌や書籍が主流でした。
1980年代、アダルトビデオが登場すると、これに呼応して白ポストは、雑誌や書籍だけでなくアダルトビデオの回収も行うようになりました。

さらに、1990年代に入るとDVDが登場し、白ポストはDVDの回収も担うことになりました。写真の松阪駅前の白ポスト(やぎの箱)に、「私(山羊)は悪書を食べます。青少年によくないと思われる本(紙)、ビデオ、DVDは私に下さい。」と書かれている通り、やぎの箱は、紙だけでなく、ビデオやDVDも食べるよ うに進化?したと言えます。

こうして、普及・進化した白ポストですが、最近は、ほとんど見かけなくなりました。白ポストが減った原因の一つは、大人たちのマナーの悪さにあります。読み終えた新聞紙や菓子パンなどの包装紙など、「やぎの箱」や「ひつじの箱」が食べれないものをゴミ箱代わりに投げ込むケースが後を絶たたず、白ポストの管理 が難しくなってきました。また、白ポストの鍵を壊して中の雑誌を盗もうとする心無い大人たちもいました。
白ポスト減少のもう一つの理由は、インターネットを通じてアダルト向けの写真や動画を簡単に見れるようになったことです。白ポストは、媒体(本、ビデオ、DVD)となっている有害図書を大人たちのマナーの力を借りて回収する仕組みであったため、マナーが守られず、インターネットが普及した今日においては、白ポ ストは無用のものとなりつつあるようです。

1980年代、アダルトビデオが登場すると、これに呼応して白ポストは、雑誌や書籍だけでなくアダルトビデオの回収も行うようになりました。

さらに、1990年代に入るとDVDが登場し、白ポストはDVDの回収も担うことになりました。写真の松阪駅前の白ポスト(やぎの箱)に、「私(山羊)は悪書を食べます。青少年によくないと思われる本(紙)、ビデオ、DVDは私に下さい。」と書かれている通り、やぎの箱は、紙だけでなく、ビデオやDVDも食べるよ うに進化?したと言えます。

こうして、普及・進化した白ポストですが、最近は、ほとんど見かけなくなりました。白ポストが減った原因の一つは、大人たちのマナーの悪さにあります。読み終えた新聞紙や菓子パンなどの包装紙など、「やぎの箱」や「ひつじの箱」が食べれないものをゴミ箱代わりに投げ込むケースが後を絶たたず、白ポストの管理 が難しくなってきました。また、白ポストの鍵を壊して中の雑誌を盗もうとする心無い大人たちもいました。
白ポスト減少のもう一つの理由は、インターネットを通じてアダルト向けの写真や動画を簡単に見れるようになったことです。白ポストは、媒体(本、ビデオ、DVD)となっている有害図書を大人たちのマナーの力を借りて回収する仕組みであったため、マナーが守られず、インターネットが普及した今日においては、白ポ ストは無用のものとなりつつあるようです。
