噂の井戸のまち大塚5丁目界隈、旧町名大塚坂下町に行くと、そこは目くるめく“みちくさ”の世界!
井戸だらけですわい。
大塚坂下町は、春日通りからまるで奈落に落ちるがごとく、坂をくだったところにある町。
上の地図(ロケタッチから拝借)の赤い四角で囲われた部分に当たります。
道路が整備されていない感じ、小さな家屋が密集している様子がみてとれます。
みるからに井戸がありそうですね。ジュルリ。
『坂下町』という地名からわかると思いますが、坂下町から春日通りに上がろうとすると
高低差が20mくらいあろうかという階段が多数出現。
こちらも見ごたえがあり、階段ファンなら必登の物件が多数です。
また、古い民家が立ち並び、旧町名の102SOさんが喜びそうな、古い地名が残った表札もあります。
東京市!ですぜ・・・貴重!!
調べてみたら、102SOさんが、まったく同じ表札をご自身のブログでエントリされてました。
町の詳しい謂れはそちらでごらんください!
さて、今回は、坂下町の一番南側「坂下通り入口交差点」から町に侵入していきたいと思います。
しばらくは見つからないだろうと思っていたら、探索開始から一分もたたずにいきなりのポンプ!
路地の真ん中にある共同井戸ポンプです。
この町は噂にたがわず、期待できそうです。
こちらは、民家の前の空き地にある井戸ポンプ。
朝顔っぽいツルに絡まれております。
しばらく行くと、とんでもない風景に出合いました。
見てください!このわけのわからない階段。
坂下町の春日通り寄りは、崖を切り崩して人が住んでいるような感じです(おおげさか・・・)
なので、階段と丁字路が複合した、上記のような階段ができてしまうんですね。
※ごめんなさい・・・白トビしてしまいましたが、右奥と右手前に階段が分岐しているんです。
こっちは、井戸枠のみ。
アパートの階段下にありました。
みちくさポイントのローテク看板も発見ですよ!八画文化会館さんに報告しなくては・・・
種類はなんだろう・・・なんと説明したらよいか・・・
昔はよく見かけたんですが、金属片がヒラヒラするようになっていて、風が吹くとCABINの看板がキラキラ動いて見えるやつです・・・。
なんという呼び方があるのかわからないですが、あの懐かしい看板です!
ここいらの水は、どうやら“沸かせば”飲めるようです。
有機水銀とか鉛とか、人体に害がある金属類は含まれてないみたいですね。
『防災指定井戸』と書いてありますが、文京区では災害時の水資源の確保として、井戸ポンプを大事にしようという試みがあり、他の区と比較しても井戸の保存状態が良好の物が多い区なのです。
最後に、坂下町入口の付近に戻って仕上げの井戸枠付き正統派井戸ポンプ。
他にも井戸ポンプは10基ほどありましたが
全部を紹介してはもったいないですね^^;
後は、ご自分で探索されるととっても楽しいと思います。
大塚坂下町の井戸ポンプ探しのコツは・・・
幅70cmくらいの路地でも無理やり入って探すと見つかる!って事に尽きると思います。
下の井戸のように、水受けのコンクリがやたら細長いのがこの町の特徴ですね。
敷地が狭くても、どうにか工夫して井戸を設置した(もしくは残した)と感じました。
ん・・・これは外蛇口とのコラボじゃないか!
そういえば、井戸も蛇口も水回りという同ジャンルなんですな。
思い起こせば、ほかにもコラボしている井戸は多かった気がします・・・。
小林 智也さーん!
そちらでも、井戸の写真撮ってたらぜひ載せてくださいwww
今回は、これでおしまいです。
また、井戸の街シリーズをやりますね!
- 井戸人_柏崎哲生
- 井戸人別館【東京翠影】
- 1976年生まれ 地元の裏道にて井戸ポンプを発見し、その魅力に取り付かれる。
・■_nendonさんのステータス - ロケタッチ