街にある照明がふと見せる、魅力的な姿を追うのが好きです。
ふらふらと蝶々を追うような写真の撮影をしていますが、今回はみちくさ学会講
師らしく照明について語りたいと思います。

"魅力"といっても、それぞれ違ったり魅力が重なっていたりするので分けてみま
す。

・魅力の分類


1、新たな機能を得た照明

私が最も注目している魅力の一つは、これです。
照明が本来の用途を外れた時がおもしろい。
本来は道を照らし歩きやすくするための街灯が、人を照らしたり、木や花を照ら
していることがあります。

例えば、この時期には桜も街灯に照らされています。

この写真は街灯が女性を照らし魅惑的な雰囲気を醸し出しています。
karin

2、 不思議な姿を見せる照明


なぜこんな所で光を放っているのか。どうしてこんなに状態になったのか。
コントロールが難しい光だからこそ、偶然起こった照明の不思議な姿に魅せられ
るのだと思います。

駅のホームではこんな姿を見せました。
足元でチラリ。
まるでこちらへ向けて光る怪しい照明。
ho-mu

JR飯田橋駅近くの外堀で、電車の照明が水に反射している様子が見ることができ
ます。
並行に流れていく車内照明がとても美しい。
densha

3、特徴的な形状の照明


形状のおもしろさや美しさなど、照明元々の形や設置方法にも注目しています。
混沌とした繁華街の看板照明やイルミネーションなど、面白いものはたくさんあ
ります。

とても風変わりな花壇。もしかしたらどうしても青いLEDが使用したかったのでし
ょうか。
kadan

木に装飾照明がしてあります。これを見た昨年末、驚きで少し悲鳴をあげました

けれどこれもまた日本だなぁ、とも感じました。
illmi

「新たな機能を得た照明」「不思議な姿を見せる照明」「特徴的な形状の照明」
以上3つの分類で主に照明を観察しています。
まだまだこれから他にも分類すべき分野が出てくるかもしれません。

すべて身の回りにあるちょっとした照明です。
いつもと少し視点を変えて歩いてみたら、新たな発見ができるかもしれません。
夜の帰り道などがオススメです。





  • A24

  • 光と人

  • 2006年に開催されたインゴ・マウラー展で照明に魅了される。職業は調理担当。
    無計画の散歩が大好き。