タワーマンションの魅力と言えば何と言っても眺望ですよね。
この夕景は何を隠そう我が家からの眺望ですが、こういったタワーマンションからの景色を見たい!と思っても住民以外は住民に入れてもらうしかありません。最近のタワーマンションは展望ラウンジがあるのが当たり前ですが、そこに入れるのはやっぱり住民だけです。ただ、世の中には展望室を一般開放しているタワーマンションも実は存在します。今回はそんな誰でも入れる展望室のあるタワーマンションを紹介します。
まずは千葉県市川市の市川駅前に建つ「I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ ウエスト」(地上45階、高さ160m)です。45階と屋上が「アイ・リンクタウン展望施設」という無料の展望室として市川市が開放しています。
屋上の展望デッキです。360度グルッと一周出来ます。展望台のオープン時間や休みの日は市川市のサイトをご覧ください。
展望台からは東京スカイツリーも見ることが出来ます。天気のいい日には富士山も見えます。この写真を撮ったときは残念ながら半分くらい雲に隠れていました。
次は岐阜県岐阜市の岐阜駅前に建つ「岐阜シティタワー43」(地上43階、高さ162.82m)です。岐阜市が所有する43階の一部が無料展望室として開放されています。
展望室内です。東、北、西側が無料展望室となっています。南側はスカイレストランです。展望室のオープン時間などは岐阜シティタワー43の公式サイトをご覧ください。
展望室からの眺めです。中央の山は金華山です。「岐阜シティタワー43」の北側では「ザ・ライオンズ一条タワー岐阜」という37階建てのタワーマンションが建設中なので、今後はこの眺望に影響が出るかもしれません。
最後は北九州市門司区の門司港駅近くに建つ「門司港レトロハイマート」(地上31階、高さ127m)です。黒川紀章氏の設計のタワーマンションで、31階部分を北九州市が買取り「門司港レトロ展望室」という有料の展望室として開放されています。
展望室内の様子です。公式サイトは見当たりませんでしたが、入場料は大人300円、子供150円、営業時間は10時~22時(入館は21時半まで)、休みは年4回不定休です。
展望室からは関門海峡や関門橋を一望出来ます。ちなみに下関側に渡ったところが壇ノ浦の戦いで有名な壇ノ浦です。
紹介した物件の場所
・I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ ウエスト・岐阜シティタワー43
・門司港レトロハイマート
- 中谷 幸司
- BLUE STYLE COM
- 東京スカイツリー定点観測所
- 1977年生まれ北海道出身。超高層ビルが好きで無理をしてタワーマンションの高層階に住むようになる。部屋からは東京の超高層ビル群が一望出来る。著書に「超高層ビビル 日本編 (Skyscrappers Vol 1)」、「超高層ビビル〈2〉香港・マカオ・深セン・広州・台湾 (Skyscrappers Vol 2)」(社会評論社)がある。