
こちらの写真は以前このカテゴリーでご紹介した、虎ノ門の喫茶店、ヘッケルンのプリンです
ライブドアのみちくさ学会の担当者、ライブドアの阿部さんが「他になにか連載したいみちくさテーマはないか?」そんなふうにあるときメンバーに問いかけた。
私にはある!喫茶店以外にも研究を進めたいテーマが!!
プリン。だって最高にフォトジェニックじゃないか!
そしてみんな好きじゃないか?!…好きとは言えなくても、きらいじゃないはず。
私は早速、阿部さんに「プリンというカテゴリーを作っていただけないでしょうか」そう申し出た。
返ってきた答えは「プリン!?うーん、塩沢さん、プリンは僕も好きですが、でもプリンは道端に落ちているものでもないし、偶然見かけるものじゃないから、"みちくさ”じゃないなぁ。この並びに並べるのはちょっと・・・、まぁ、でも純喫茶カテゴリの中のテーマ記事っていう考え方なら、アリかも知れないですねぇ」(正確にこういう言葉だったわけじゃないけど、このようなニュアンス)というものだった。
阿部さん、わかっています。プリンはみちくさじゃない。確かにこの並びにあったら変だよ。
そしてたぶん、いいプリンには探さないと出会えない。だけど、連載をやらせてください。
こうして、純喫茶カテゴリーの中に、プリンの枠を作ることを許してもらったのである。これまで通りの喫茶店紹介の三回に一回くらい、プリンの紹介をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

こちらは、日本で最初に出されたプリン・ア・ラ・モード。どちらのものかは、お楽しみ。ヒントは横浜。いずれ記事でご紹介できればと思っています
正直なところを申し上げると、プリンは喫茶店のメニュー。
なので、実際にはこれまでと変わらず喫茶店の紹介をしつつ、プリンに焦点を当て記事を書いていく感じです。さほどいつもの記事とは変わりません。だけど、プリン連載が続いたら少しずつ喫茶店の道を外すのもいいかなと、いまから密かに楽しみな訳です。
私にとって、コーヒーは日常的なメニューだけど、プリンは特別なメニュー。
子どものころ、うすぼんやりした記憶では母が小学校から帰ったときにプリンを作ってくれたことがあって、すごく嬉しかった。
わぁーって、そのときの私はきっときらきらの笑顔だったんじゃないかと思う。
それから、母が仕事を始めたり、私が大人になっていって、母はお菓子を作らなくなった。
でも、私が料理を好きだったり、ときどきパウンドケーキを焼いたりするのは子どものころ見た母親の影響だと思う。
子どものころは、親と喫茶店に入っても、うちの両親は特別甘党でもなかったので、プリンを頼んだ記憶って殆どない。また、頼みたいのに頼めないみたいなもどかしさを持った記憶もない。ぼーっとした子どもだったので、たぶん何も思わずその場をやり過ごしていたのだろう。だから、そのまま大人になり自分で喫茶店へ通うようになっても、私はむやみにプリンを頼めなかった。
なんだか、特別なときに頼むメニューのような気がしてならないからだ。
私はそんな自分と訣別する。プリンをもっと気軽に頼むんだ。
これがこの企画の趣旨です。
喫茶店で、取材のためと気軽にプリンを頼み、店主たちのこのメニューに賭ける思いがあればそれを伝えたい。そんなふうに思っています。
また、素敵なオススメ喫茶店プリンをご存知の方は、ぜひコメント欄にお知らせください。
余談ですが、今年は自宅でプリン作りにも挑戦してみたいと思っています!
そうしたら今度は私が両親に、おすそ分けしてあげよう。
(注※思いつくままに、阿部さんとのやり取りの言葉選びをしましたが、実際は敬語でメールのやり取りをしています◎阿部さんこんな書き方してごめんなさい!)

プリン。だって最高にフォトジェニックじゃないか!
そしてみんな好きじゃないか?!…好きとは言えなくても、きらいじゃないはず。
私は早速、阿部さんに「プリンというカテゴリーを作っていただけないでしょうか」そう申し出た。
返ってきた答えは「プリン!?うーん、塩沢さん、プリンは僕も好きですが、でもプリンは道端に落ちているものでもないし、偶然見かけるものじゃないから、"みちくさ”じゃないなぁ。この並びに並べるのはちょっと・・・、まぁ、でも純喫茶カテゴリの中のテーマ記事っていう考え方なら、アリかも知れないですねぇ」(正確にこういう言葉だったわけじゃないけど、このようなニュアンス)というものだった。
阿部さん、わかっています。プリンはみちくさじゃない。確かにこの並びにあったら変だよ。
そしてたぶん、いいプリンには探さないと出会えない。だけど、連載をやらせてください。
こうして、純喫茶カテゴリーの中に、プリンの枠を作ることを許してもらったのである。これまで通りの喫茶店紹介の三回に一回くらい、プリンの紹介をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

こちらは、日本で最初に出されたプリン・ア・ラ・モード。どちらのものかは、お楽しみ。ヒントは横浜。いずれ記事でご紹介できればと思っています
正直なところを申し上げると、プリンは喫茶店のメニュー。
なので、実際にはこれまでと変わらず喫茶店の紹介をしつつ、プリンに焦点を当て記事を書いていく感じです。さほどいつもの記事とは変わりません。だけど、プリン連載が続いたら少しずつ喫茶店の道を外すのもいいかなと、いまから密かに楽しみな訳です。
私にとって、コーヒーは日常的なメニューだけど、プリンは特別なメニュー。
子どものころ、うすぼんやりした記憶では母が小学校から帰ったときにプリンを作ってくれたことがあって、すごく嬉しかった。
わぁーって、そのときの私はきっときらきらの笑顔だったんじゃないかと思う。
それから、母が仕事を始めたり、私が大人になっていって、母はお菓子を作らなくなった。
でも、私が料理を好きだったり、ときどきパウンドケーキを焼いたりするのは子どものころ見た母親の影響だと思う。
子どものころは、親と喫茶店に入っても、うちの両親は特別甘党でもなかったので、プリンを頼んだ記憶って殆どない。また、頼みたいのに頼めないみたいなもどかしさを持った記憶もない。ぼーっとした子どもだったので、たぶん何も思わずその場をやり過ごしていたのだろう。だから、そのまま大人になり自分で喫茶店へ通うようになっても、私はむやみにプリンを頼めなかった。
なんだか、特別なときに頼むメニューのような気がしてならないからだ。
私はそんな自分と訣別する。プリンをもっと気軽に頼むんだ。
これがこの企画の趣旨です。
喫茶店で、取材のためと気軽にプリンを頼み、店主たちのこのメニューに賭ける思いがあればそれを伝えたい。そんなふうに思っています。
また、素敵なオススメ喫茶店プリンをご存知の方は、ぜひコメント欄にお知らせください。
余談ですが、今年は自宅でプリン作りにも挑戦してみたいと思っています!
そうしたら今度は私が両親に、おすそ分けしてあげよう。
(注※思いつくままに、阿部さんとのやり取りの言葉選びをしましたが、実際は敬語でメールのやり取りをしています◎阿部さんこんな書き方してごめんなさい!)

- 塩沢 槙(しおざわ まき)
- http://www.makishiozawaphotography.com
- 塩沢槙 写真執筆事務所ブログ
- 撮影業・執筆業。1975年生まれ、東京都出身。1999年~2000年ロンドンへ留学。帰国後、大学在学中より仕事を始める。近年は東京の街や文化、日々の生活・暮らしに特に興味を持ち、書籍の制作を中心に活動中。2007年『東京プチ・ヒーリング』、2009年『東京ノスタルジック喫茶店』、2010年
『東京・横浜 リトル・カフェ物語』を河出書房新社より上梓。2011年7月、撮影・執
筆共に手がけた著書4冊目となる『東京ノスタルジック喫茶店2--郷愁の喫茶を訪ね
て』が河出書房新社より発売になり、好評発売中。