先日、3ヶ月ぶり2回目の開催となったみちくさ学会の発表会が大盛況のうちに終了した。
たくさんの方のご来場、ありがとうございます。
自分も登壇して発表させて頂いたが、前回に比べて難解なネタだったかも知れないと思い、
今回は発表させて頂いた数点について解説したいと思う。
まずはこの画像である。
画面の中心に犬がどーん!と構えているので気をとられがちであるが、
主役はもちろん左側に写っている外蛇口である。
みちくさ道に精進されている賢明な読者の皆様は犬に惑わされないであろう。
今回のテーマは「これは外蛇口なのか?」というもの。
「外蛇口」を屋外にある蛇口という何とも大雑把に定義しているため、
どこまでを外蛇口にしていいのかを検証してみるということなのだ。
で、これである。
そもそも、これを蛇口とするかという問題はあるのだが、
外蛇口に分類していいかと思っている。
これは栓が少し大きいが立派な外蛇口である。
バルブでは?という声が聞こえた気がするが、
それは栓のことなので、水を出すシステムは蛇口であろう。
随分とトリッキーな奴があらわれた。
はっきり言うが、これは外蛇口ではない。
何しろ水の調節をする栓が無いのだ。
ただひたすら排水を垂れ流すだけなので、雨樋の延長である。
なぜ延長ホースを使ってまでこの位置にあるのか?
本来の外蛇口がある場所で調整すれば良いのでは?
と不思議な気分になった一品である。
いくつもの外蛇口を見ていて面白いのは「どうしてこうなった?」と
いう一品を見つけた時であるが、これはまさしくその一例なのだ。
またバルブでは?と疑われる一品である。
越後湯沢の駅前で見つけたものであるが、寒冷地に行くと
どうやらこのくらい頑丈な栓になっているそうだ。
ここから出てくるのは水なので、これも立派な外蛇口。
このように外蛇口と呼んでいいのかどうか怪しいのばかり見ていると、
ここまでフリーダムなものが逆に安心するのではないだろうか?
かなり乱暴な設置ではあるが、紛れも無い外蛇口である。
外蛇口というおよそ普段の生活の中では聞き慣れない言葉を
どこまでの範囲にして良いのだろうかと思っていたのであるが、
ものすごく簡単に言ってしまうと「屋外にある蛇口」がそうなのだ。
今までこれが外蛇口だと思っていたものから逸脱したものを見て
果たしてこれも外蛇口と言えるのだろうか?
と考えてみると、何となくここまでが外蛇口でここから先は違うな、
というのが見えてくるのではないか、というのが今回のもの。
外蛇口とはこうあるべき!というのではなくて、
「あ、これもありと言えばありかも?」を探ってみた次第である。
凄く狭い範囲に焦点を合わせているのだが、その枠を思いっきり外すと
少しは範囲が広くなるのではないだろうか?
それが「見えてなかったものが見えてくる」みちくさの神髄だと思う。
画面の中心に犬がどーん!と構えているので気をとられがちであるが、
主役はもちろん左側に写っている外蛇口である。
みちくさ道に精進されている賢明な読者の皆様は犬に惑わされないであろう。
今回のテーマは「これは外蛇口なのか?」というもの。
「外蛇口」を屋外にある蛇口という何とも大雑把に定義しているため、
どこまでを外蛇口にしていいのかを検証してみるということなのだ。
で、これである。
そもそも、これを蛇口とするかという問題はあるのだが、
外蛇口に分類していいかと思っている。
これは栓が少し大きいが立派な外蛇口である。
バルブでは?という声が聞こえた気がするが、
それは栓のことなので、水を出すシステムは蛇口であろう。
随分とトリッキーな奴があらわれた。
はっきり言うが、これは外蛇口ではない。
何しろ水の調節をする栓が無いのだ。
ただひたすら排水を垂れ流すだけなので、雨樋の延長である。
なぜ延長ホースを使ってまでこの位置にあるのか?
本来の外蛇口がある場所で調整すれば良いのでは?
と不思議な気分になった一品である。
いくつもの外蛇口を見ていて面白いのは「どうしてこうなった?」と
いう一品を見つけた時であるが、これはまさしくその一例なのだ。
またバルブでは?と疑われる一品である。
越後湯沢の駅前で見つけたものであるが、寒冷地に行くと
どうやらこのくらい頑丈な栓になっているそうだ。
ここから出てくるのは水なので、これも立派な外蛇口。
このように外蛇口と呼んでいいのかどうか怪しいのばかり見ていると、
ここまでフリーダムなものが逆に安心するのではないだろうか?
かなり乱暴な設置ではあるが、紛れも無い外蛇口である。
外蛇口というおよそ普段の生活の中では聞き慣れない言葉を
どこまでの範囲にして良いのだろうかと思っていたのであるが、
ものすごく簡単に言ってしまうと「屋外にある蛇口」がそうなのだ。
今までこれが外蛇口だと思っていたものから逸脱したものを見て
果たしてこれも外蛇口と言えるのだろうか?
と考えてみると、何となくここまでが外蛇口でここから先は違うな、
というのが見えてくるのではないか、というのが今回のもの。
外蛇口とはこうあるべき!というのではなくて、
「あ、これもありと言えばありかも?」を探ってみた次第である。
凄く狭い範囲に焦点を合わせているのだが、その枠を思いっきり外すと
少しは範囲が広くなるのではないだろうか?
それが「見えてなかったものが見えてくる」みちくさの神髄だと思う。
- 小林 智也
- 外蛇口ドットコム
- 1973年生まれ。東京生まれ秋葉原在住。外蛇口を鑑賞する蛇グラー。ブログ:外蛇口ドットコムおよびニョロフスキーカンパニー管理人。
鉄道写真制作集団「G.O.N.」代表。高架橋脚ファンクラブ会員。