今回は今までで1枚しか出てこなかったタイプを紹介したい。
題名の通り流せない、役目を失ってしまったものたちである。
いわゆる廃・外蛇口だ。
これは蛇口だけがすっぽり無くなり、痕跡がわかりやすい。
いかにも「ちょっと前まで使ってたよ!」という主張がある。
中がどうなっているかはわからないが、蛇口さえ用意すれば
すぐにでも使用できそうである。


画像ではわからないが、これは既に水道管とは繋がっていない。
廃材のように横たわっているのだ。
この部分だけ見ると使えそうであるがトマソン化している。


フェンスで囲われた空き地内に佇むタイプ。
こちらは近寄る事が出来ないため使えるかが不明だ。
ただ、周囲の状況からすると使えないのではないか?
ということで今回紹介することとした。
何と言ってもこの佇まいがすばらしい!


現在はダム工事のために見る事も叶わなくなったもの。
ダム湖に沈む場所にあった外蛇口跡である。
右側の管で何とか蛇口があったことを匂わせる、
実に難易度の高いものだ。


これも初見ではなかなか判別しづらい一品。
何故わかったかと言うと、同じ場所にあったのを
自分の目で見ていたからなのだ。
みちくさし続けていたために発見できたものである。


こちらは友人が紹介してくれたもの。
ある団地内にある一品なのだが、左側にあったそうだ。
よく見ると管があるのだが、おわかりになるだろうか?
「これまた難易度が高い!」と思っていたら、
もう少しわかりやすいのも残っているとのこと。


それがこちら。
管と保護材がまだ残っているため、一目で分かる。
さきほどの画像と見比べて頂ければ、管の位置が
おわかりになるだろう。


今回ので一番迷ったのがこれだ。
佇まいは廃っぽく感じられるのであるが、もしかしたら
まだ現役かも知れない、という微妙な一品。
それにしてもオレンジの管のやっつけっぷりがすばらしい。


使えなくなってしまった外蛇口は見ていて寂しい。
しかし、使っていた頃に思いを馳せるのは楽しい。
無くなるものもあれば新しくできるものもある。
今まであったものが無くなるとがっかりするが、
新しく出来ていると嬉しくなる。
外蛇口だけでなくみちくさするのに避けて通れないことだが、
ふと足を止めて考えてみるのも面白い。