今月は天文ファンに楽しみなイベント「皆既月食」がありましたね。
私も自分の目で見ましたが、こんなに綺麗な状態で見れたのは初めてです。見逃した方は、みちくさ学会の中谷さんの素晴らしい記事、「皆既月食とスカイツリーを撮ってみた」をご覧下さい。
まさかみちくさ学会の対象物と、夜空の大イベントが一緒に写真に写っているを見ることができるなんて感動の記事でした。

地上の星達。。。みゆきじゃないよ!

私の担当するマンホール蓋は、地面にありますので、なかなか夜空といっしょに、撮影することはできないのですが、実は星絡みのマンホール蓋はいろいろあるのです。
たとえば、波照間島の南十字星(撮影 k2r_kousakaさん)、福生市の天の川木更津市の満月、などがあるのですが、実は前回の記事でご紹介した川口にもあるのです。しかも商店街ごと。
その名はふじの市商店街。そうこの商店街には、地上に星があるのです。前回ご紹介した川口銀座商店街 樹モールのすぐ奥の商店街なんです。

ということで早速見ていきましょう。


川口市の色蓋 おとめ座(2011年3月撮影 以下すべて同じ撮影日)

ほら、こんな感じで地上に星があるのです。しかも星座です。
まずは12星座からご紹介します。


水瓶座




魚座




牡羊座




牡牛座




双子座




蟹座




獅子座




乙女座




天秤座




蠍座




射手座




山羊座


12星座以外にも



カシオペヤ座




おおぐま座




はくちょう座


などがあります。

なぜ、星座!?なぜマンホール蓋にこだわる?

ふじの市商店街は、50年にもわたって続いているイベントがあるのです。これをホームページから抜粋すると
「ふじの市商店街」の歴史あるイベント は「七夕祭り」です。ふじの市商店街の七夕祭りの歴史は昭和27年に始まりました。七夕祭りの際には商店
街に約40の七夕飾りが吊るされます。
さらに、2011年でふじの市七夕祭りは記念すべき第50回目を迎えます。
ということで、星にこだわった商店街だったんですね。納得です。

そこで次に疑問に思うのは、川口という町に「川口銀座商店街 樹モール」、「ふじの市商店街」と二つもマンホール蓋にこだわった商店街ができたのでしょうか?

それは江戸時代にさかのぼるのです。江戸時代に農閑期の副業として始まった鋳物工業は、大消費地である江戸に近かったこともあり、順調に発展し。第二次世界大戦後には、国内有数の鋳物の町としてその名を全国にとどろかせることになるのです。その町の様子は吉永 小百合がヒロインを演じた「キューポラのある街」という映画に描かれています。(キューポラ=鉄の溶解炉)

そうもうお気づきですね。マンホール蓋は鋳鉄=鋳物でできているのです。こんなマンホール蓋にこだわった二つの商店街。ずっと繁栄してほしいものですね。





  • 森本 庄治

  • Twitter ID morimoto_t

  • 奈良井宿のマンホール蓋を今はなきPhoto共有サービスにアップしたところ反響があったのに驚き興味をもつ。マンホール蓋界の中ではまだ新参者。
  • コラボレーションソフトの専門家として活動している影響で、ソーシャルソフトを使った趣味の展開にはまっており、Twitter上のハッシュタグを使ったマンホール蓋ネタ #manhotalkやガンダムメカネタ#msvtalk。
  • ブログではマンホール蓋の#Manhotalk、土産物 おもに!!「出張みやげ日記」。ソーシャルソフトのサービス マンホールマップなどを実施中