あかりに照らされた自然を眺めることができる、夜の公園。
帰り道にぶらりと立ちよれそうな、夜も開放されている都心の公園を歩いてみました。
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1.地下鉄の広尾駅から歩いて3分ほどで着く、有栖川宮記念公園。

駅前は夜でも、仕事帰りの人や話しながら歩く学生やカフェからもれる明かりが賑やかだ。
そんな駅前の通りをすぎると、すぐに公園がある。

駅から一番近い入り口付近の池のある辺りは暗く、木がうっそうとしていて照明も少なく暗め。
小さな橋を渡り、のぼりの階段を進むと都立中央図書館が見える。
図書館の近くには広場があり比較的周囲よりも明るく、平らに整備された広場が照らされており開放感がある。
広場では子ども達がボール遊びをしてはしゃいでいたり、石段には座って食事をする人もいる。

木に覆われたほの暗い公園内を散策した後は、この広場で休憩するのが調度いいだろう。

緑が多く、池にはカモがいたりと自然たっぷりの落ち着いた公園だ。


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2.青山通りから神宮聖徳記念絵画館に向かう通りにあるのが、神宮外苑イチョウ並木。

ちょうど地下鉄の外苑前駅と青山一丁目駅の間にあり、青山通りを5分ほど歩くとある。


青山通りから絵画館の方へ向かって歩道を見ると、せり出した木の枝がトンネルのような様相を作り出している。
イチョウの木がならぶ合間には街灯が立っており、トンネル内部を照らしているかのよう。

カフェレストランがイチョウ並木沿いにあり、オレンジ色の暖かい光をはなっており華やかな印象も。
手すり部分のデザインが有機的なベンチがところどろこに設置されていて、街灯が近くにある所では座って本を読む人もいる。
道路わきに停まっている車も多く、車外に出ている人も多くいた。ドライバーにとっても一休みできる場所なようだ。

大通り沿いなので静けさはないが、ベンチに座ってイチョウの木や走る車を眺めながらのんびり過ごすこともできるだろう。

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3.皇居の東側に位置する和田倉噴水公園。
地下鉄の大手町駅から2分。

通りから橋を渡り、公園内に入ると噴水を照らす白いあかりと水の音で雰囲気が一変する。
噴水と夜の暗さのコントラストと洗練された公園の照明デザインが目を奪う。

階段や脇にあるベンチに腰を下ろし、噴水を楽しんでいる人が沢山いる他、ジョギングの途中で立ち寄る人たちもいるようだ。

噴水は時間により照明の点灯箇所がかわったりと変化に富んでいるので、長い時間楽しめるだろう。




都心は公園がとても多いけれど、夜に利用することはあまりないのでは?
たまには仕事帰りに、昼間とは違う公園を楽しむのもいいかもしれません。





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  • 光と人

  • 2006年に開催されたインゴ・マウラー展で照明に魅了される。職業は調理担当。
    無計画の散歩が大好き。