
そろそろ冬も終わるのか、はたまたまだまだ寒いのかよくわからない2月ですが、そうなると銭湯や温泉でのんびり体を暖めようか、という気分になってきますね。僕はそうなのです。
銭湯でしたら当みちくさ学会でまぁやぁさんが「銭湯」について執筆なさっているので是非そちらをご覧頂くとして、今回のトマソンは温泉です。
関東圏温泉といえば熱海。箱根とか湯河原、秩父なんてのもありますが今回は断然熱海。なぜならば、熱海の町並みにはトマソンがそれはもういろいろと、あるからです。
イタリアをイメージした熱海サンビーチから少し山側に入った通りを散策しているとあったのが、草木生い茂る商店。シャッターが閉じられ、そこに貼られているポスターなどから察すると営業してないようにも見えるのですが、それよりも何よりも、
住居として使われてもいないのだろうか、と思われます。
何故ならシャッターの脇、住居部分かと思われる玄関前がまるでジャングルのように、草木が密生しているのです。これじゃ中に入れないでしょ、という奇妙な風景が展開されています。それも路地ではなく結構な幅の通りで。
続いては熱海の住宅街を歩いていたら見つけた物件。こちらは明らかに住居として使用されているのですが、やはり樹木があってドアを使用する事が極めて困難な状態になっております。
そもそも、ドア開けたら目の前が植栽、では脇から出ようか、とすると柵と壁で塞がれている。ではこのドアは一体何の為にあるのでしょう・・・。
出入りの出来ない住宅ドアから程近くには、波板で出来ている工場のような所があります。ここには出入り口を塞いだヌリカベがあります。そこだけ真新しい板で、色味も明らかに異なってます。
塞がれてしまっているのですが、上には庇がありなかなかの趣きです。
今回最後にお届けするのは、熱海駅近くの路地で見つけた階段。
階段なのですが、のぼってもその先は塞がれています。しばらく観察していたのですが、昇降の際だけ塞いでいる跳ねだしたテラス状の鉄板がパカッと開く様子もなく、完全に無駄な階段です。「完全に無駄な階段」、しびれます。
駆け足で熱海の物件をご紹介してきましたが、いかがでしょう、温泉街にこんなものがぎっちりあるだなんて、普通は見ないしわからないと思います。みちくさ学会をご覧になっている皆さんだけが、この不思議な情景に気づいて、面白がれる。ああなんて得なんでしょう。
そして熱海のトマソンはなんとまだ続くのです。お楽しみに!

関東圏温泉といえば熱海。箱根とか湯河原、秩父なんてのもありますが今回は断然熱海。なぜならば、熱海の町並みにはトマソンがそれはもういろいろと、あるからです。
イタリアをイメージした熱海サンビーチから少し山側に入った通りを散策しているとあったのが、草木生い茂る商店。シャッターが閉じられ、そこに貼られているポスターなどから察すると営業してないようにも見えるのですが、それよりも何よりも、
住居として使われてもいないのだろうか、と思われます。
何故ならシャッターの脇、住居部分かと思われる玄関前がまるでジャングルのように、草木が密生しているのです。これじゃ中に入れないでしょ、という奇妙な風景が展開されています。それも路地ではなく結構な幅の通りで。
続いては熱海の住宅街を歩いていたら見つけた物件。こちらは明らかに住居として使用されているのですが、やはり樹木があってドアを使用する事が極めて困難な状態になっております。そもそも、ドア開けたら目の前が植栽、では脇から出ようか、とすると柵と壁で塞がれている。ではこのドアは一体何の為にあるのでしょう・・・。
出入りの出来ない住宅ドアから程近くには、波板で出来ている工場のような所があります。ここには出入り口を塞いだヌリカベがあります。そこだけ真新しい板で、色味も明らかに異なってます。塞がれてしまっているのですが、上には庇がありなかなかの趣きです。
今回最後にお届けするのは、熱海駅近くの路地で見つけた階段。階段なのですが、のぼってもその先は塞がれています。しばらく観察していたのですが、昇降の際だけ塞いでいる跳ねだしたテラス状の鉄板がパカッと開く様子もなく、完全に無駄な階段です。「完全に無駄な階段」、しびれます。
駆け足で熱海の物件をご紹介してきましたが、いかがでしょう、温泉街にこんなものがぎっちりあるだなんて、普通は見ないしわからないと思います。みちくさ学会をご覧になっている皆さんだけが、この不思議な情景に気づいて、面白がれる。ああなんて得なんでしょう。
そして熱海のトマソンはなんとまだ続くのです。お楽しみに!
みちくさ学会では皆さんが見つけたトマソンを募集しております。詳しい応募方法はこちらの記事にありますので、是非ご一読頂いて、できれば投稿先のメールアドレスをアドレス帳に登録しておいて頂いて、じゃんじゃん送って私たちがまだ行った事もない場所にあるトマソンを、行った事がある場所であっても存在に気がつかなかったトマソンを送って下さい。
素敵な物件「トマソン・リンク」管理人の吉野忍さんの基準によりますが)は当みちくさ学会でご紹介致しますので、とりあえずあれこれお送り下さいませ!
更に吉野忍さんのお気に入りとなった作品は、日本一のトマソン蒐集サイト、「トマソン・リンク」にも掲載されてます。過去の投稿作品からどんな作品が掲載されているかは「トマソン・リンク」をチェック

- 川浪 祐
- From Basshead For
- 1975年生まれ。中学生の頃父親の書棚にあった「超芸術トマソン (ちくま文庫)」を読んでしまい、トマソン探しの人生を送るようになる。元々は音楽やフェスの話などをしていたブログも今ではすっかり路上観察一色。

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