生まれ故郷のマンホールの蓋の柄を思い出せますか?
生まれ故郷のマンホールの蓋の柄を思い出せますか?
普段この話題を振るとしばらく考え込んで「うーん。わかんないなぁ。」とほとんどの人が答えます。それが、今住んでいるところのマンホールの蓋でも、勤務先や学校のそばの蓋について聞いても、「覚えていないなぁ」と同じような答えがかえってくるのです。

地上の宝物 マンホール蓋


そう、私も以前はそうでした。あの蓋に出会うまでは、、、
奈良井宿の蓋 (2007年6月撮影)
奈良井宿の蓋 (2007年6月撮影)


数年前に木曽路旅行でよった奈良井宿で、「単純にきれいなだなぁ」と、ほとんど何も考えずに反射的に写真を撮ってしまったのです。帰宅後に他の木曽路旅行の写真といっしょにPhoto共有サービスにアップしたところ、いくつかのコメントがよせられて、あらためてマンホールの蓋なんだよなぁというのを再認識したぐらいでした。

そんなことも忘れかけていたその翌月に松本市に訪れる機会があり、信号待ちをしていたときふと下を見て衝撃をうけました。なんと蓋に色がついていたんです。しかも特産品の松本手鞠が見事なデザインで描かれています。

松本市の蓋 (2007年7月撮影)
松本市の色蓋 (2007年7月撮影)

衝撃をうけた私は、松本の市内を散策しました。

松本市の蓋 (2007年7月撮影)
松本市の蓋 (2007年7月撮影)、左上より 小型の色蓋 小型ノーマル蓋、左下より ノーマル蓋 色蓋、ノーマル蓋は、残念ながら自分の影が映り込んでいます。。。

すると。。。でるわでるわ。。。小さい蓋、色なしの蓋、古い蓋、違う色目の蓋。。。一気にマニア心に火がついてしまいました。大きさや色の違いだけではなく、よーく見ると同じ種類の蓋でもそれぞれの個体で状態の違いがあり、きれいな蓋と痛んでいる蓋があったりと、作られた当時は同じ状態だった蓋がたどってきた年月も感じられました。探している課程も楽しく、まるで子供時代によく遊んだ遊び「宝探し」のような感じでした。
今まで気にもとめなかったマンホール蓋が宝物になった瞬間です。そう地面には宝物が埋まっていたのです。その後、訪れる土地のマンホール蓋撮影が、旅行の大きな楽しみになりました。

意外に知られていないのですが、実はマンホール蓋にも各自治体の水道局、消防、NTT系、電力系などの管理母体があります。特に水道系は市町村ごとに違い各地の地域色がコンパクトに詰まった魅力のあるものが多く、ネットを調べるとたくさんの愛好家が情報を発信されています。
私のコーナーではそんなマンホール蓋の魅力について語っていきたいと思います。皆様も散歩の途中に自分の足下を見てみてくださいね。





  • 森本 庄治

  • Twitter ID morimoto_t

  • 奈良井宿のマンホール蓋を今はなきPhoto共有サービスにアップしたところ反響があったのに驚き興味をもつ。マンホール蓋界の中ではまだ新参者。
  • コラボレーションソフトの専門家として活動している影響で、ソーシャルソフトを使った趣味の展開にはまっており、Twitter上のハッシュタグを使ったマンホール蓋ネタ #manhotalkやガンダムメカネタ#msvtalk。
  • ブログではマンホール蓋の#Manhotalk、土産物 おもに!!「出張みやげ日記」。ソーシャルソフトのサービス マンホールマップなどを実施中