いきなり私事ですが、先日足首を捻挫しました。
捻挫ぐらいでは会社を休めない下っ端OLである私、つらいのは、駅の階段です。
もともと捻挫したのだって、やつのせいなのです。
しかしそんなときにもエスカレーターさえあれば無問題。
こつこつと描き続けてきた、都内主要駅における脳内エスカレーターマップが、じつに役に立ちました。

しかし、エスカレーターだ!と思って近づいて、あらわれたのがこんなのだったら、困ってしまいますよね。


手前に階段あるじゃん…

都内にはこういう隠しトラップみたいな場所がいくつかあります。
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ううむ、なぜ、すべて階段でもなく、すべてエスカレーターでもなく、途中から、エスカレーターなのか…

それは、乗り越えられない基礎がその下にあったから。
私などは逆に、「こうまでして、ちょっとの間だけでも、エスカレーターをつけようと思ってくれた心意気」に、じつは感動してしまいます。
田舎だったら「若いんやさけ、階段で我慢せい!」と一蹴されてしまいそうです。

そして階段にエスカレーターの究極形ともいえるものが、川崎は岡田屋モアーズの地下にあります。
そう、言わずと知れた「プチカレーター」、世界一短いエスカレーターですね。


階段の先に、というかもはや階段の一部分。
しかも下り運転なんだな、これが。



みじか!

期せずして前回に引き続き、「いちばん長い」「いちばん短い」エスカレーターを順番にご紹介することになりました。
前回のながーーーい大井町のエスカレーターと、みじかい岡田屋のプチカレーター、動画で両方みていると、なんだか同じ乗り物とは思えなくなってきませんか。
奥深いエスカレーターの世界へようこそ。




  • 田村美葉「東京エスカレーター」管理人

  • 東京エスカレーターMANIAX

  • 1984年うまれ、石川県出身。大学入学を機に上京。以来、主にエスカレーターに乗って浮かれたり、かっこいい橋脚を追って延々と高架下を歩いたりしている。高架橋脚ファンクラブ会長。