今回のお題は「これ、なーんだ?」という問いと共に始まりますのです。これは一体なんだろう?と少しだけ考えてから記事を読むとちょっと楽しいと思います。 ありふれた風景と思いきや実はとっても奇妙なほつれが紛れ込んでいるんですよ、という事だけを訴え続けている当トマソンカテゴリですが、今回は思わずにやりとしてしまう、そんなかわいげのあるトマソン、「無用庇」をご紹介します。ある意味最も「とぼけた顔した憎いヤツ」風であるとも言えるこのトマソン、見つけてみると「おお」とにやにやして頂けるのではないか、と思っております。
「無用庇」とは何か。読んで字のごとく、まさしく無用な庇なのです。では「無用な庇」とは何か。それには庇の概念を正しく理解しなければなりません。や、そんな事はないのですが、ここはみちくさ「学会」なのでちょこっとだけ学会っぽくいってみましょう。
と、いう事なのです。実に当たり前の事なのですが、一応この意味を踏まえてから、下の写真をご覧下さい。
はいどうですか?この庇は本当に庇ですか?
見た目はもちろん庇ですが、庇の定義にのっとってますでしょうか?
答えはもちろん「NO」ですね。なぜならば、この庇の下には窓や扉といった開口部が一切ありません。したがってこの庇は何のために雨をよけているのか、何もないところの雨よけではないのか、つまりは何の役にもたっていない無用の長物、トマソンなのです。これこそが、「無用庇」なのです。
写真の物件について説明しますと、かつては明らかに窓があったのですが、何らかの理由で窓をふさいでしまったのですね。そしてそこには庇だけがぽつねんと残ってるのです。なんか、
「寂しいけど、寂しくないやい」
というような風情がおまぬけでありつつもかわいいなぁと思います。
そして以前ご紹介した原爆タイプや高所ドアと比べると、無用庇には様々なバリエーションがあります。ほんの一例をご紹介します。
大阪某所で発見したのですが、きっと庇の下にはドアがあったんじゃないか、と推測しております。この高さでドアが残っていたら高所ドアだったし、今となっては不思議な高さの無用庇となっているのがハイブリッドなトマソンではないか!と思いました。
東京都中央区で発見。窓があったのかなぁ、と思ったのですが右にある窓、左にあるドアとのの距離があまりにも近すぎるのでどうも違うようなのですが、かといってまさか郵便ポストのためにこんな大きい庇は作らないだろう、と考え出すと夜も眠れなくなってしまうような無用庇です。これ、なんでしょうね。
そして今回最後にご紹介するのは、記事の最初にあった写真です。ここまで読んで頂ければ無用庇である事は明白ですが、さぁどういうところについているのか。
答えはこちら。実は郵便受けを雨から守っていたであろう、現無用庇さんです。とっても小さいトマソンですが、れっきとした無用の長物、トマソンですね。(余談ですが、味のあるこの壁については壁材担当大谷さんの記事に、ためになる説明があるのでご参照を)
という事で無用庇、大きいものから小さいものまで、いろんなところにちょいちょいとあります。もし身の回りでこんなトマソンを見つけた方はコメントや事務局宛のメール(michikusajp@livedoor.com)でご報告して頂けると嬉しいです。

「無用庇」とは何か。読んで字のごとく、まさしく無用な庇なのです。では「無用な庇」とは何か。それには庇の概念を正しく理解しなければなりません。や、そんな事はないのですが、ここはみちくさ「学会」なのでちょこっとだけ学会っぽくいってみましょう。
開口部の上に取り付けられる雨よけ用の小型の屋根のこと。日本建築では、主にモルタル壁等の近代的な壁仕上げの家によく見られる、ろく庇と、日本の伝統工法に多く用いられ、意匠的に造られることも多い腕木庇がある。また、近年では、アルミやステンレス製で出来た、簡単に取付ける事の出来る金属製のものもある。
出典:リフォーム ホームプロ
Copyright(c) 2001-2009 HOMEPRO CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED.
と、いう事なのです。実に当たり前の事なのですが、一応この意味を踏まえてから、下の写真をご覧下さい。
はいどうですか?この庇は本当に庇ですか?見た目はもちろん庇ですが、庇の定義にのっとってますでしょうか?
答えはもちろん「NO」ですね。なぜならば、この庇の下には窓や扉といった開口部が一切ありません。したがってこの庇は何のために雨をよけているのか、何もないところの雨よけではないのか、つまりは何の役にもたっていない無用の長物、トマソンなのです。これこそが、「無用庇」なのです。
写真の物件について説明しますと、かつては明らかに窓があったのですが、何らかの理由で窓をふさいでしまったのですね。そしてそこには庇だけがぽつねんと残ってるのです。なんか、
「寂しいけど、寂しくないやい」
というような風情がおまぬけでありつつもかわいいなぁと思います。
そして以前ご紹介した原爆タイプや高所ドアと比べると、無用庇には様々なバリエーションがあります。ほんの一例をご紹介します。
大阪某所で発見したのですが、きっと庇の下にはドアがあったんじゃないか、と推測しております。この高さでドアが残っていたら高所ドアだったし、今となっては不思議な高さの無用庇となっているのがハイブリッドなトマソンではないか!と思いました。
東京都中央区で発見。窓があったのかなぁ、と思ったのですが右にある窓、左にあるドアとのの距離があまりにも近すぎるのでどうも違うようなのですが、かといってまさか郵便ポストのためにこんな大きい庇は作らないだろう、と考え出すと夜も眠れなくなってしまうような無用庇です。これ、なんでしょうね。そして今回最後にご紹介するのは、記事の最初にあった写真です。ここまで読んで頂ければ無用庇である事は明白ですが、さぁどういうところについているのか。
答えはこちら。実は郵便受けを雨から守っていたであろう、現無用庇さんです。とっても小さいトマソンですが、れっきとした無用の長物、トマソンですね。(余談ですが、味のあるこの壁については壁材担当大谷さんの記事に、ためになる説明があるのでご参照を)という事で無用庇、大きいものから小さいものまで、いろんなところにちょいちょいとあります。もし身の回りでこんなトマソンを見つけた方はコメントや事務局宛のメール(michikusajp@livedoor.com)でご報告して頂けると嬉しいです。

- 川浪 祐
- From Basshead For
- 1975年生まれ。中学生の頃父親の書棚にあった「超芸術トマソン (ちくま文庫)」を読んでしまい、トマソン探しの人生を送るようになる。元々は音楽やフェスの話などをしていたブログも今ではすっかり路上観察一色。

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